ニュースレター号

[52号] 韓国政府「北朝鮮人権報告書」、尽きぬ南北の‘軍事的行為’、尹大統領の‘吸収統一’演説など

 サポートメンバーの皆さん、アンニョンハセヨ。徐台教です。

 7月になりましたね。巷にはもう今年の半分が過ぎてしまったなどという言葉が溢れていますが、平常心でやっていきます。気合いです。

 今号は南北関係、朝鮮半島情勢号です。それではさっそく始めていきます。

●尽きぬ南北の軍事的行為

 まずは、静かな日が一日もないという表現がぴったりな、朝鮮半島の状況からです。

 南北間の軍事的行動の応酬という観点から見ていきます。

 5月末、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)が韓国から届く「ビラ」への対抗手段として「汚物風船」を韓国に飛ばしはじめたことで、にわかに緊張が高まったことはすでにお伝えした通りです。

 ビラと風船のやり取りの中で事態はエスカレートしました。

 韓国政府は6月4日に6年間維持されてきた『9.19南北軍事合意書』の全面効力停止を決めた上に、8日の北朝鮮からの「汚物風船」を受け、9日にはついに虎の子の北朝鮮向け拡声器放送を行っています。BTSの歌や北朝鮮の体制への批判などを高性能なスピーカーで流しました。

 ですが南北双方とも、その後は深入りを避けています。韓国軍は拡声器放送をしませんし、北朝鮮も汚物風船の乱発を避けています。

私が最後に行った23年4月当時の板門店の様子。今はふたたび武装化されたと言いますが、行って確認することはできません。23年7月の米軍兵士脱走以来、民間人は誰一人行けなくなってしまいました。


私が最後に行った23年4月当時の板門店の様子。今はふたたび武装化されたと言いますが、行って確認することはできません。23年7月の米軍兵士脱走以来、民間人は誰一人行けなくなってしまいました。

 この背景については色々な見方があります。

 韓国政府においては、停戦協定の遵守を管理する国連軍司令部(実質は米軍そのものですが)の牽制を受けているという記事が韓国メディアに出ました。

 具体的には北朝鮮への拡声器放送に対し韓国による停戦協定違反の疑いがあると調査するものです。

 また、同じ調査対象に北朝鮮からの汚物風船や北朝鮮兵士の南北軍事境界線(MDL)侵犯も含まれていることから、南北間の緊張がこれ以上高まらないよう国連軍司令部が状況を「管理」しているのではないかとの視点も各紙で散見されます。なお、韓国国防部はこれに反発しました。

 北朝鮮としてもまた、拡声器放送に対する有効な手立てを持たない点を指摘する向きもあります。

 拡声器放送を何よりも嫌う北朝鮮にとって、拡声器への対抗手段は直接攻撃以外にはありません。以前書いたように、既に南北のあらゆるホットラインは断絶しています。

 つまり北朝鮮が切れるカードには限りがあるということですが、拡声器を攻撃する場合、事態はコントロール不能になる可能性があります。これが結果としてギリギリの自制につながっているというものです。

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 とはいえ、現実には双方ともに活発な動きを繰り広げてます。百聞は一見にしかずです。6月下旬の動きを整理すると以下のようになります。

・6月9日 北朝鮮兵士が南北軍事境界線(MDL)を侵犯。警告後に撤収

・6月17日~20日 米韓が連合空中訓練実施。高い攻撃力を持つ米特殊戦司令部所属の攻撃機AC-130Jが1年3か月ぶりに参加。

・6月18日 北朝鮮兵士が南北軍事境界線(MDL)を侵犯。韓国軍の警告を受け撤収。

・6月20日 北朝鮮兵士が南北軍事境界線(MDL)を侵犯。韓国軍の警告を受け撤収。

・6月24日~26日 北朝鮮が「汚物風船」約600個を飛ばす。

・6月25日 朝鮮戦争の勃発日を迎え、韓国陸軍が独自開発した多連装ロケット砲「チョンム天橆」による大規模な実射撃訓練を実施。海軍・空軍も参加。

6月25日の訓練で発射される「チョンム」。韓国国防部提供。


6月25日の訓練で発射される「チョンム」。韓国国防部提供。

・6月26日 北朝鮮が弾道ミサイルを発射。「新型ミサイルの前弾頭分離および誘導操縦試験」と主張するが、米韓当局は失敗と評価。

・6月26日 韓国海兵隊が西海(公海)NLL(北方限界線)付近での海上射撃訓練を実施。17年8月以降、約7年ぶり。

・6月26日 米韓空軍が連合空中訓練を実施。

・6月27日~29日 韓米日合同軍事訓練『フリーダム・エッジ』実施。済州島南の公海上で行われ、米空母セオドア・ルーズベルトや日本のイージス護衛艦あたごが参加。訓練は対潜水艦や防空訓練をはじめサイバー空間での防衛など史上初の試みも。

・7月1日 北朝鮮がミサイルを2発発射。一発目は4.5トン弾頭の新型戦術弾道ミサイル、二発目はKN-23と推定。二発目について韓国当局は失敗と評価。

・7月2日 韓国が南北軍事境界線(MDL)5キロ以内での砲射撃訓練を実施。K-9自走砲などが参加。

6月17日から20日にかけて行われた米韓空中訓練。左橋が米軍攻撃機AC-130J。韓国国防部提供


6月17日から20日にかけて行われた米韓空中訓練。左橋が米軍攻撃機AC-130J。韓国国防部提供

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 どうでしょうか。文字通り「静かな日」がないでしょう。応酬という表現がぴったりです。

 南のビラと北の風船、南の軍事訓練と北のミサイル発射といった具合に、南北共に相手の行動を口実に自分たちにとって必要な軍事的行為を行います。

 北朝鮮は開発の必要性と計画に沿ってミサイルの実験をしているのですが、韓国はこれを「挑発」と位置づけ、自らにとって必要な米国や日本との連係強化に役立てることに余念がありません。

 このように毎日何かしらの軍事的行為が起きている状況は異常です。簡単に慣れてしまう訳にはいきません。完全な悪循環をどう断ち切るべきなのでしょうか。

 南北間、米朝間に対話の可能性がないので、緊張が弱まることはないでしょう。膨らみ続ける風船がどうなるのか、一度立ち止まって想像してみる必要があります。

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●尹大統領は演説で「吸収統一」をアピール

 毎日が悪い意味のお祭りのような朝鮮半島で、その存在感が徐々に減少しているように感じられるのが「6.25」です。

 1950年6月25日午前4時。金日成率いる朝鮮民主主義人民共和国が韓国に攻め込んできたことで朝鮮戦争が始まりました。

 すでに前年から当時の南北の境界線「38度線」では、南北の間で数百回にわたる小競り合いが起きていましたが、全面戦を挑んできた日ということでこの「6.25」は特別な意味を持っています。韓国にとって北朝鮮の加害性を際立たせる側面があるということです。

 毎年この日、韓国では記念式が開かれ、大統領が演説します。

 他の大きな記念日である「8.15(大日本帝国からの解放)」や「3.1(植民地下での3.1独立運動)」とはまたひと味ちがう内容で、北朝鮮に向けたメッセージが主となります。

6月25日に演説する尹錫悦大統領。大統領室提供。


6月25日に演説する尹錫悦大統領。大統領室提供。

 今年の記念式は、韓国南東部の大邱(テグ)市で行われました。

 ここは朝鮮戦争の初期に、国土の9割を奪われた韓国・国連軍最大が築いた最後の砦「洛東江(ナクトンガン)防衛ライン」にほど近い場所です。

 記念式がソウル以外の場所で記念式が開かれたのは初めてのことです。ここでやると聞いた時から「ああ、尹大統領は今なお『反共』から抜け出せないのだな」としみじみと思ったのですが、結果はその通りでした。

 演説の構成は、戦争の惨状に始まり、洛東江防衛ラインの称賛、53年休戦後から今に至る韓国の発展過程と世界への貢献、北朝鮮への批判、国家報勲の誓い、というものでした。

 ここでは北朝鮮への批判を見ていきます。該当部分を引用しましょう。

私たち(訳注:韓国)がこのように自由と繁栄の道を走っている間にも、北韓は退行の道にこだわり、地球上最後の凍土として残っています。住民たちの悲惨な生活を無視し、同胞の人権を残忍に弾圧しながら、政権の安危(安全)にだけ没頭しています。
国際社会の度重なる警告にもかかわらず、依然として核とミサイル能力を高度化し、絶えず挑発を画策しています。
最近では、汚物風船の撒布のように、卑劣で非理性的な挑発までためらわずに行っています。
先週にはウクライナ戦争を起こしたロシアと「包括的戦略パートナーシップ条約」を結び、国連安保理決議に真っ向から違反する軍事、経済的協力の強化をも約束しました。
歴史の進歩に逆行する時代錯誤的な行動と言わざるを得ません。
政府は北韓の挑発と脅威に対抗し、大韓民国の自由民主主義と国民の暮らしをしっかりと守ります。
わが軍は、いかなる場合であれ、北韓が大韓民国を狙うことができないよう確固とした備えを維持し、北韓の挑発に圧倒的に、断固として対応していくでしょう。
70周年を迎え、さらに強固で強力になった韓米同盟を土台に、自由の価値を共有する国々と連帯し、私たちの自由と平和をより一層しっかりと守っていきます。
平和は言葉だけで守るものではありません。強力な力と徹底した安保態勢こそ国と国民を守り、この地に真の平和を成し遂げる道です。
私たちがより強くなり一つに団結するならば、自由と繁栄の統一大韓民国も、決して遠い未来ではないでしょう。

 ひと言で北朝鮮に対する、全面的な批判です。

 もっとも、北朝鮮に対する韓国の「上から目線」は今に始まったことではありません。

 進歩派の文在寅前大統領が朝鮮戦争勃発70周年の20年に行った演説でも「今や南北の国力差は40対1」とし、つまらない競争をやめようと呼びかけていました。

 それを金正恩氏がどう捉えるのかは別の話として、一般的な認識としては当然のものです。南北の体制競争は韓国の勝利で終わっているのです。

 しかし尹大統領の演説は、北朝鮮の存在を1ミリも許さない点で、文前大統領のそれと大きく異なります。

 相手を認めた上で付き合うのか、全く認めないのか。

 実は前者が韓国進歩派の北朝鮮政策の基本であり、後者が保守派のそれとなっています。もっと簡単に表現すると、対話の相手とするかしないかというものです。これが北朝鮮観における進歩派と保守派の根本的な「違い」です。

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 尹大統領の演説の中で、最も私の目を引いたのは「私たちがより強くなり一つに団結するならば、自由と繁栄の統一大韓民国も、決して遠い未来ではないでしょう」という一文でした。

 これは韓国が北朝鮮を吸収統一するというもので、先の「違い」を根拠に考える場合、取り立てて特別なところは無いように見えます。ですが「決して遠い未来ではない」という表現からは、尹大統領をはじめとする現政権の現状認識が透けて見えました。

 つまり、尹政権は金正恩政権がもう長くないと考えているのです。

 いわゆる北朝鮮崩壊論ド真ん中なのですが、これは過去、「統一は泥棒のようにやってくる」と言った李明博(イ・ミョンバク)、そして「統一は丸儲け」と言った朴槿惠(パク・クネ)両元保守派大統領と似た認識です。

 では一体、その根拠はどこにあるのでしょうか。ヒントは、その数日後に明らかになりました。

●統一部が人権報告書を発表

 尹大統領の演説から二日後の6月27日午後、ソウル都心部にあるプレスセンタービルで、韓国政府機関の統一部が外信記者を対象にした説明会を開きました。

 私も日本メディア『コリア・フォーカス』としてソウル外信記者クラブ(SFCC)に登録してあるため参加しました(会費はなんと月8000円です)。

 統一部はこの日、新たに発刊した24年度版の『北韓人権報告書』の内容について解説すると共に、昨年韓国に来た脱北民(脱北者のことをここ数年は脱北民と呼びます)に記者団がインタビューする機会を設けました。

報告会の様子。筆者撮影。


報告会の様子。筆者撮影。

 まずは報告書について説明します。

 昨年の23年度版が「以前の調査をまとめただけの雑な作り」という批判を受けたためか、今年度版は新たに141人の調査を加えたものとなりました。特に20年から23年に韓国入りした脱北民29人が含まれ内容がアップデートされました。

 統一部の説明の仕方からも感じましたが、報告書のメインは「三大悪法」でした。

 これは『反動思想文化排撃法』(20年12月)、『青年教養保障法』(21年9月)、『平壌文化語保護法』(23年1月)の三つの法を指します。

 いずれも、韓国文化の流入とその拡散を強く抑制しようとする目的を持つもので、尹政権は金正恩政権の悪政の象徴として位置づけています。

 報告書にはこれに関する証言が収録されています。いくつか引用してみます。

22年に黄海南道(ファンヘナムド、北朝鮮南西部)の○○郡の鉱山で公開処刑を見ました。(処罰対象者は)22歳の農場員でした。処刑場では裁判官とみられる人物が「傀儡の野郎ども(韓国を指す)の歌70曲と、映画3編を観たことで逮捕された」と発表した。審問の過程で7名に流布した事実が明らかになったということだった。

(公開処刑を)最後に目撃したのは○○郡の野菜畑で、23年2月のことです。それ以外にも最近『反動思想文化排撃法』などにより公開処刑を多く行います。23年3月と4月にも公開処刑をしたと聞きました。処刑の対象者は同法を犯した人々と、殺人などの重罪を犯した人々です。

 いずれも23年に脱北した一人の男性が述べたもので『反動思想文化排撃法』による公開処刑のケースです。

報告書は、フルバージョン・要約本・動画の3種類となっています。画像は要約本の一部。クリックすると統一部のページにリンクされるので、興味のある方はご覧ください。韓国語のみとなっています。


報告書は、フルバージョン・要約本・動画の3種類となっています。画像は要約本の一部。クリックすると統一部のページにリンクされるので、興味のある方はご覧ください。韓国語のみとなっています。

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 統一部は金正恩政権が三大悪法を立て続けに制定した背景について「住民たち、とりわけ青年層を外部の情報から遮断するため」と判断しています。さらにこんな一連の動きを末期的な状況と捉えています。

 若者層は北朝鮮の体制に反感を覚える一方で、韓国文化に憧れており、それを精一杯遮断するために「三大悪法」を制定し、さらに強力な重しとして昨年末に金正恩氏が韓国との「離別宣言(南北統一しない、韓国は同じ民族ではない敵だ)」を行ったという解釈です。

 報告会には脱北民の親子も参加しました。20代と60代の女性で、23年10月に東海(日本海)を船で南下し、北朝鮮の追跡を逃れ命からがら韓国にたどりついた一家です。

 二人とも名前を明かしませんでしたが、特に20代女性A氏はこの日、北朝鮮の若者の心情を代弁するようなコメントを繰り返しました。

 A氏は北朝鮮にいた時に韓国のKBS(NHKに相当)テレビを隠れて視聴したことが脱北のきっかけとなったと明かしながら、何よりも驚いたこととして「韓国が私たちを受け入れてくれる」点があったと述べました。

 さらに若者に広まる韓国文化を「深刻なほどに『韓国式』を好いている」と表現し、「なぜ私たちはこうやって生きなければならないのかと考えている」と語りました。

 また「KBSを観たならば、全員が全員、韓国に行きたいと思うだろう。しかし手段がないためそれは叶わない。私の場合は自分の船があったから韓国に来られた」とも話しました。

 このように、この日の説明会は、金正恩氏から民心が離反しているという韓国政府の主張を裏付けするような形で行われました。A氏が証言する隣で、統一部の報道官がウンウンと満足そうに頷いているのが印象的でした。

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 私もこの日、3つ質問をしました。

 一番聞きたかった「昨年末の金正恩氏の韓国に対する『離別宣言』を北朝鮮住民はどう受け止めるだろうか」という質問をぶつけてみました。

 20代のA氏は「韓国と仲が悪いのはいつものこと」と余り要領を得ない答えでしたが、60代女性は「とてもショックを受けていることは間違いない」と明かしてくれました。

(報告書の動画バージョンです)

 それではいったい「北朝鮮は遠からず崩壊する」という尹政権の見立ては正しいのでしょうか?

 答えは分かりませんが、韓国の保守派の専門家や元高官、そして現政権幹部はそう見ているようです。

 「三大悪法」と昨年末の「韓国への離別宣言」はその最たるもので、ロシアとの接近も同じ脈絡で捉えています。なりふり構わないという視点で、金正恩政権は末期的な状況にあるという分析です。

 一方で、こうした動きを金正恩氏は生存に特化した方向に向かっていると解釈することもできます。国内の不満の芽を取り除き、経済難を打破するためにロシアとの急接近に舵を切ったと「変身」を肯定的に解釈するもので、どちらなのか判断はつきません。

 こうなると答えはワンパターンですが「もっと情報を!」となる他にありません。

 北朝鮮国内の動きについては、日本のアジアプレスをはじめいくつかのメディアで断片的に伝わるのみです。

 他方、おそらく世界でも最も北朝鮮内部情報を持っているであろう韓国政府は、最大限に情報公開を絞っています。

 以前は国家情報院が国会の情報委員会を通じ定期的に北朝鮮情勢の分析を行っていたのですが、いつからかそれも無くなってしまいました。

 私は北朝鮮人権運動家出身なので、北朝鮮人権問題には一貫して厳しい姿勢を持ち、今回の政府報告書もよくできていると(特にビジュアル面が強化され可読性が上がりました)考えています。

 それでも、尹政権の北朝鮮情報の公開の仕方に、ある一定の傾向を認めざるを得ない部分があるのもまた事実であり、この辺のもどかしさによる胸のつかえがあります。

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●ショートニュース

 さらにいくつかの話題があるのですが、可読性を考え(笑)いったんまとめます。その前にいくつか短いニュースを。

 まず、韓国内の600のNGO/市民団体と80の海外NGOの連合体である『韓半島平和行動』が朝鮮戦争勃発日の6月25日に再始動しました。

 北朝鮮へのビラ撒布禁止を求める署名運動(この日政府に提出)をはじめ、停戦記念日の7月27日まで様々な活動を展開していくそうです。いずれ日本でも署名運動などが行われると思うのでまたお知らせします。

「敵対を止め平和へ!」と書かれた垂れ幕を掲げる『韓半島平和行動』の人々。同団体提供。


「敵対を止め平和へ!」と書かれた垂れ幕を掲げる『韓半島平和行動』の人々。同団体提供。

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 次に、国策シンクタンク『統一研究院』による最新の統一意識調査の結果が公開されました。韓国で最も信頼度の高い調査です。これは別途記事にまとめるのでお待ちください。

グラフを一つだけ引用。統一の必要性について、世代毎にまとめたものです。1991年以降にうまれたミレニアル世代(右端)だけが「統一は必要(46.5%)」という回答が「必要でない(53.5%)」という回答を下回っています。同報告書より引用。


グラフを一つだけ引用。統一の必要性について、世代毎にまとめたものです。1991年以降にうまれたミレニアル世代(右端)だけが「統一は必要(46.5%)」という回答が「必要でない(53.5%)」という回答を下回っています。同報告書より引用。

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 さらに、最近になって私も質問されることが増えた「韓国独自核武装論」についてです。これは今週火曜日(2日)に公開されたYouTube『徐台教の韓国通信』の特集で取り上げ、10数分にわたって説明しています。こちらも遠からず記事にしますので、ご期待ください。動画は下記リンクからどうぞ。

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 最後に、私が韓国語で出演しているYouTube動画を紹介します。日本人拉致問題に関するもので過去、北朝鮮の軍当局が日本の漁船を襲い、一人だけ拉致した後で残りの船員を殺害し、船も沈めたという話です。その数は40以上にのぼるといいます。

 脱北民の証言を参考にしたもので、日本でも16年頃に話題になったことがあり、目新しいものではありません。

 日本政府は現在認めている17人(18人とも)以外の拉致被害者を認める気はないため、この情報はお蔵入りになる可能性が高いのですが、改めて情報を公開するというので、私も様々な事情から端役として参加しました。お暇な方で韓国語が分かる方はご覧ください。

●あとがきに代えて

 お気づきかもしれませんが、水曜日発行が木曜日午前になってしまいました。しっかりやります。

 実は7月から、韓国で新しくできる民間シンクタンク『アジア・ビジョン・フォーラム』の一員として仕事を始めることになりました。

 といっても残念ながら給料が出る訳でも、フルタイムで働く訳でもありません。

 何人かが集まって手探りで始めるもので先行きは大いに不安なものの、私の念願であった「韓国語での発信」を本格的に始めることになるので、楽しみです。その過程もニュースレターを通じ共有していければと思います。

 それではまた。猛暑、くれぐれもお気をつけください。私の住む金浦(キンポ)は梅雨で雨が続いています。いつもありがとうございます。(徐台教)

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